140字小説【メッセージ】

無口で無愛想だけど嘘はつかない、そんな上司に仕事を辞めることを告げ、心が軽くなった仕事の帰り道。ぼくは気まぐれから祭りの屋台に立ち寄った。闇夜に輝く夜店のカラフルな光がぼくの孤独をいっそう浮き立たせる。帰宅後、上司からのメッセージ。「理解できなかったけど、君の幸せを願ってる」

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