140字小説【寝室の奇跡】
隠し事はしない。私たち倹約家夫婦のルールだった。最近、私に内緒で夫宛てに荷物が届く。仕事で使うものだと嘘をつく夫。イブの夜、私と娘は何かが寝室の扉にぶつかるような物音で目覚めた。サンタのコスプレをした夫が大きなギフトボックスを持っている。「サンタさん!」夫は倹約家としては失格だ…
いいなと思ったら応援しよう!
チップは執筆の励みになります。
隠し事はしない。私たち倹約家夫婦のルールだった。最近、私に内緒で夫宛てに荷物が届く。仕事で使うものだと嘘をつく夫。イブの夜、私と娘は何かが寝室の扉にぶつかるような物音で目覚めた。サンタのコスプレをした夫が大きなギフトボックスを持っている。「サンタさん!」夫は倹約家としては失格だ…