Photo by codachie 140字小説【無口な楠】 1 こし・いたお 2024年6月29日 04:03 「仕事中の事故で亡くなった?」懐かしい神社の石段を登ると、周囲よりひときわ背の高い楠が僕を見下ろしていた。ここだけは時が止まっているかのようだ。「三年後の今日、ここで再会しよう」高三の夏、楠の下で幼なじみの彼女と交わした約束は果たされなかった。無口な楠が高みの見物をしているだけ… ダウンロード copy いいなと思ったら応援しよう! チップは執筆の励みになります。 チップで応援する #超短編小説 #140字小説 #楠 #ちえさん 1