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140字小説【気づいていた館長】

司書として図書館に勤めて三年。私は偶然、館長だけが出入りする地下の隠し部屋の存在に気づいてしまった。ある日、好奇心に駆られた私は、帰ったふりをし地下に隠れていた。鍵を開け中に入った館長。私は少し間を置き侵入した。魔法陣に現れた悪魔が囁く。「願いは叶えた。対価はそこに潜む娘だな?」

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こし・いたお
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