![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/118102965/rectangle_large_type_2_b3fc3c378790b643f6a1f4217f1619a4.png?width=1200)
Photo by
ekakinonakagawa
140字小説【閻魔様が居ない】
通り魔に刺された僕は順番待ちをしていた。あれ?閻魔様が居ない。前の男が一人用エレベーターに乗り込み、扉が閉まる瞬間こちらを見た。あの通り魔だ!係の人が教えてくれた。無数ある階層に振り分けていて、罪深い通り魔は奈落行きだと。最近は黄泉にも自動化の波が押し寄せ、閻魔様は引退したとも。
いいなと思ったら応援しよう!
![こし・いたお](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/172473467/profile_75678adbab84356995ac1a448292b884.jpeg?width=600&crop=1:1,smart)
通り魔に刺された僕は順番待ちをしていた。あれ?閻魔様が居ない。前の男が一人用エレベーターに乗り込み、扉が閉まる瞬間こちらを見た。あの通り魔だ!係の人が教えてくれた。無数ある階層に振り分けていて、罪深い通り魔は奈落行きだと。最近は黄泉にも自動化の波が押し寄せ、閻魔様は引退したとも。