140字小説【秘薬を飲んだら…】
私は猫の言葉を理解できるという秘薬を飲んだ。「どうした?そんなに慌てて」「爪を切ろうとしたから逃げてきたんだ」確かに言葉は理解できた。富豪の家で飼われる方法というセミナーを開く猫までいることも知った。しかし、今知りたいのはそんなことじゃない。どうすれば人間に戻れるかということだ。
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私は猫の言葉を理解できるという秘薬を飲んだ。「どうした?そんなに慌てて」「爪を切ろうとしたから逃げてきたんだ」確かに言葉は理解できた。富豪の家で飼われる方法というセミナーを開く猫までいることも知った。しかし、今知りたいのはそんなことじゃない。どうすれば人間に戻れるかということだ。