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140字小説【夫の浮気相手】

私は夫の浮気を疑っていた。最近、妙に優しくなり、率先して掃除する姿に違和感を覚えた。スマホを調べ、車内の毛髪も調べた。探偵も雇ったが空振りだった。業を煮やした私は、藁にも縋る思いで夫の部屋に隠しカメラを仕掛けた。夫は私が寝ている間に浮気相手と会っていた。私の中のもう一人の人格に…

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こし・いたお
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