140字小説【まだ夢の中】
物書きの僕にはプロットが閃く瞬間がある。寝起きだ。三歩歩けば忘れる鶏のような僕は、閃いたプロットをすぐにメモする。しかし今朝、その貴重なメモをペットのヤギが食べてしまった。取り返そうとヤギの口に手を入れた僕。「ちょっと!!」激しい頬の痛みで目が覚めた。隣で寝ていた妻の口だった。
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物書きの僕にはプロットが閃く瞬間がある。寝起きだ。三歩歩けば忘れる鶏のような僕は、閃いたプロットをすぐにメモする。しかし今朝、その貴重なメモをペットのヤギが食べてしまった。取り返そうとヤギの口に手を入れた僕。「ちょっと!!」激しい頬の痛みで目が覚めた。隣で寝ていた妻の口だった。