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140字小説【夢の中の囚人】

独房で寝ていた凶暴なその男は、夢の中で理想的な人生を送っていた。男は起業して成功し、家族に愛され幸せだった。だが、ある日、目覚めようとするが、どうしても起きられない。次第に現実世界が存在しないことに気づいた男。男はずっと眠らされており、囚人として夢の世界に閉じ込められていたのだ。

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こし・いたお
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