Photo by hakoyuki 140字小説【渡り鳥】 4 こし・いたお 2025年1月9日 00:12 竹製の薪割り台に太さが小指ほどの薪を固定する。浅い角度で小刀を滑らせながら、フェザースティック作りが始まった。火口になるよう薄く削る。「うまいもんですね」「越冬地へ飛び立つ準備をしてるのさ」キャンプ場で出会ったその人は、もうすぐ定年を迎えるという。仕事の重圧から解放され渡り鳥に。 ダウンロード copy いいなと思ったら応援しよう! チップは執筆の励みになります。 チップで応援する #140字小説 #渡り鳥 #フェザースティック #越冬地 #はこゆきさん 4