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140字小説【最後に見えた不倫相手】

僕らは仮面夫婦。不倫疑惑のある妻が、珍しく僕をイベントに誘った。いくら広くて手が込んでいても、ヒマワリ畑の迷路なんて子供向けの催しにすぎない。僕は高を括っていた。「近道は左な気がするの」僕はなぜか誰もいない迷路を進み、深い穴に落ちた。薄れゆく意識の中、妻と畑の主が見下ろしていた。

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こし・いたお
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