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140字小説【ワカンない?】

ある冬の朝、新雪の積もった冬山に僕はやってきた。トレースはフカフカの雪で消えている。僕は膝近くまで沈みながら慎重に進んだ。突如、ズボッと深みにハマった片足。腰まで沈んだ。身動き取れずにいると、下から新たな登山者が登ってきた。「おや?なんで雪にハマったの?」「それはワカンないから」

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こし・いたお
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