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140字小説【主役は決まった】

「絵本のストーリーを作るけどいいアイデアない?」猫は薄暗い部屋の中で本棚の空きスペースから私を見下ろしている。「あなたを登場させようかな」そう呟くと一瞬のうちに窓際へ駆け寄る猫。そして障子に猫パンチで穴を開けた。すると広い空から差し込んだ光がスポットライトのように主役を照らした。

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