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140字小説【取引成立】

僕はプロゲーマーだ。というのは名ばかりで、困窮する母親に寄生し、仕事もせずにゲーム漬けの日々を送っている。育てたゲームアカウントを高額で売り、私腹を肥やすのにも余念がない。でもある日、僕は拉致され手術室のような場所に監禁された。「離せ!」暴れる僕に闇医者が言う。「心臓を頂きます」

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こし・いたお
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