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140字小説【嘘のない村】

山奥にある小さな村は、古くから魔女の呪いに縛られていた。村人は決して嘘をつくことができない。本音を隠せずに生きる日々は、不穏な空気と争いを生んでいた。私が試しに嘘をつこうとすると息ができなくなった。怖くなり帰ろうとする私の前に猟銃を構えた村長が立ちはだかる。「誰にも喋らないか?」


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