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140字小説【迷子の正体】

私はショッピングモールの案内所で働いていた。ある日、挙動不審な高齢男性が5歳くらいに見える迷子の女の子を連れてきた。名前を聞いても教えてくれない。知らない人に個人情報は教えないという。最近の子はしっかりしている…私は見誤っていたことに気づいた。保護されていたのは高齢男性だった。

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こし・いたお
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