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140字小説【見えない私の味方】

いつからだろう?妖精の囁きを聞き流さなくなったのは。それはほんの一瞬で、ボンヤリとしたイメージだ。私は何かを思い出せない時、助けが必要な時、ふと、脳裏をよぎる妖精の囁きを大切にする。私にヒントをくれる妖精の囁きに耳を澄ませ「ありがとう」と言う。私には確かに目に見えない味方がいる。

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こし・いたお
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