140字小説【僕の証人】
「被告人には確たるアリバイがなく、証人の証言も明白!これ以上の審理は時間の無駄でしょう」検察官が告げた。僕は冤罪を呪った。共に本当の犯人たちと戦った男は行方知れず。肩にあった刺青は記憶に新しい。突然、裁判長が立ち上がり法服を脱いだ。肩に刻まれていたのは見事な桜の刺青。「金さん!」
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「被告人には確たるアリバイがなく、証人の証言も明白!これ以上の審理は時間の無駄でしょう」検察官が告げた。僕は冤罪を呪った。共に本当の犯人たちと戦った男は行方知れず。肩にあった刺青は記憶に新しい。突然、裁判長が立ち上がり法服を脱いだ。肩に刻まれていたのは見事な桜の刺青。「金さん!」