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140字小説【反撃の時】

私は灰の降り注ぐ廃墟でひっそりと暮らしていた。もう人の住めないこの場所は、敵兵から身を隠すには打ってつけだ。私は感情を持たない。ただ、戦死した主人は私を人間として扱ってくれた…私は決心した。その日、私の呼びかけで国中の家事ロボットが集結した。私たちは国を守る新たな使命を背負った。


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こし・いたお
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