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140字小説【不良の山田】

私は沈む気持ちを制御できずにいた。朝からノートは白紙。もうノートをとる意味もない。隣席の山田は落ちこぼれで一匹狼の不良。次は化学。別室に消えていく生徒たち。なぜか山田は動かない。私は席を立ち窓へ近づいた。窓を開けると声が聞こえた。「なあ!おにぎり食うか?今日は一個多く作ったんだ」

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