Photo by chankina 140字小説【罪の天秤】 3 こし・いたお 2024年12月30日 01:44 長蛇の列の先に鬼の形相をした巨漢が座っていた。係の者が天秤に小さな私の善行を積み上げていく。しかしいくら積んでも天秤は動かない。反対側に傾いたまま。ふと見ると、反対側の皿に元夫が立っている。手の感触が鮮明に蘇ってきた。崖から突き落としたあの時の…「地獄行き!」辺りに怒声が響いた。 ダウンロード copy いいなと思ったら応援しよう! チップは執筆の励みになります。 チップで応援する #140字小説 #閻魔様 #地獄行 #関美希奈さん 3