Photo by gakusan 140字小説【ぼくの城】 4 こし・いたお 2025年2月14日 00:01 段ボール箱は居心地が悪かった。押入れは狭いけど布団があって快適だった。でも暗すぎた。こっそり忍び込んだ廃屋は不衛生だった。テントは最高だ。マットと寝袋。ランタンを吊るせば暗闇で映える。中で簡単な調理もできる。男の子は年を重ねてオジサンになった。けれど秘密基地への憧れは終わらない。 ダウンロード copy いいなと思ったら応援しよう! チップは執筆の励みになります。 チップで応援する #140字小説 #テント #秘密基地 #穂高岳さん 4