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140字小説【折ってやった】

ある夏の熱帯夜。私の住むアパートのベランダから不審者が侵入してきた。不用心に窓を開けていたのがまずかった。手足の骨を折られ床に倒れた不審者。カーテン越しに私がダンスの練習をしていると思ったらしい。確かに前後左右、ステップを踏みながら練習していた。スチール製の特殊警棒を振る練習を。

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こし・いたお
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