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140字小説【新しい目覚まし】

遅刻魔の僕が彼女と同棲を始めて三日目の朝。「私叫んでた?」「いや、大丈夫だよ……夢の中で叫んでいる感覚があっても、実際には声を出していないことが多いのさ」僕は適当に嘘をついた。よく悪夢にうなされると聞いていた。彼女の恐怖の叫び声は新しい目覚ましになった。まだ心臓がバクバクしてる…

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