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140字小説【幸運の踏み台】

投資詐欺に遭った僕は屋上にいた。幸か不幸か柵を乗り越えるのに丁度いい台がある。SNSを開くと、余命宣告を受けた有名な資産家が、財産の全てを純金に変え、日本のどこかにある廃ホテルに隠したと発信していた。「バカバカしい」僕は柵を乗り越えようと台に登り…うつむいた。なぜか足下が眩しい…

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こし・いたお
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