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あの日ぼくは音楽をやめた。

今から遡ること4年前。

2016年1月31日に出演したライブを最後にぼくは音楽をやめた。

音楽との出会い

高校2年生の頃から趣味で書き続けてきた作詞。

夢中で書いては友達に見てもらっていたあの頃の嬉しさや喜びは今もまだ鮮明に覚えている。

大学に入ってから始めたボイストレーニングもライブ出演も毎回毎回上手くなることに必死でやっていた。

そうして上手くなることに必死になっていくにつれてどんどんと夢中で作っていたあの頃の記憶をずっと追いかけ続けていた。


音楽と自分の変化

練習すればするほどに徐々に歌は上手くなっていった。

でも、徐々に夢中になることがなくなっていった。

次第にライブ出演の期間も空くことが多くなった。

あんなに夢中で書いていた大好きだった作詞もできなくなった。

音楽を聴くことすらできなくなっていた。


音楽との別れ

何も書けない、ステージにも立てない、音楽を聴くことすらできなくなった。

もう音楽をやめよう。

そう宣言したわけでもないし、当時のぼくは苦しい現状から逃げ出したかっただけなんだと思う。


音楽との再会

音楽と距離を置きだしてからいろんなことがあったけど、いつも頭の片隅には音楽があった。

距離を置きだしてしばらくしてから音楽を聴くことが徐々にできるようになった。

家の音楽プレイヤーで聴き、ウォークマンで聴き、そしてライブハウスに足を運んで聴けるようになった。


きみのアート、ぼくのアート

いろんなことがあったけど、再び音楽に触れることができるようになって嬉しいし、なによりも自分の表現方法で最高に輝いているアーティストたちを見ることができて最高に嬉しい。

そして今はアーティスト集団みんな表現者のメンバーたちと色んなアートのイベントに出たり、筆文字を書いたり、LiveArtAuctionの運営メンバーとしてアートに関わることができている。

とても幸せなことなんだと思う。

自分のキラキラしている人たちを見て羨ましくなることもあったけれど、今はキラキラしている人たちを見ることがとても嬉しいし幸せだし自分も自分らしく輝きたいと思っている。

そう、自分も自分らしく。


ぼくのアート

本当の自分はなんなんだ?

問いかけたところ、思わぬ形で返ってきた。

『本気でやったことがあるのか?自分の人生に責任と覚悟を持ったことがあるのか?』

これは知り合いのアーティストのとても刺激的で最高に素敵な音楽ライブを見ている時に頭に降ってきた言葉だ。

この問いかけに対する答えに対するぼくの答えは

『本気でやったことはありませんでした!自分の人生に責任と覚悟を持ったことはありませんでした!』

そう、シンプルにこうとしか答えは出てこなかったんだ。

今までの自分なら

『本気でやってきたつもりでした。責任と覚悟を持ってきたつもりでした。』

こう答えていたかもしれない。

つもり、、、

やってきたつもり、持ってきたつもりなだけであって、やりました!持ってます!と自信を持つことはできなかった。

これからはやるからには本気で、自分の人生に責任と覚悟を持って生きていきます。

あの時できなかった宣言を今ここでします。

ぼくは音楽が好きです。

ぼくは再び大好きな音楽をしていきます。

ぼくはアートが好きです。

ぼくはこれからも大好きなアートで表現をしていきます。

ぼくはキラキラ輝く人が好きです。

ぼくはこれからもキラキラ輝く人たちを応援します。

そして、ぼく自身もキラキラ輝いていきます!

よろしく!

色波(いろは)


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