もうすぐ、あれがやってくる、アメリカ
うひょー。大統領選挙まで、2週間。なんというか、街の雰囲気が、変な感じになってきているようで、気のせいだと良いのですが。
実は、私、去年の大晦日に、選挙の話から距離をとる、基本、話題にしない、参加しない、と決めた。でも、この頃、空気がちょっと緊迫してきてるので、起こってないかのように、振る舞うのにも限界があり、逆に、自分にとって良くない気がしてきた。
と言うことで、書くことに。
さて、今回の選挙。結果については、2週間後にわかるし、私にとっての関心ごとではない。ただ、なんというか、結果に関わらず、大きな節目になるかもしれないと、感じている。
というより、今、歴史が、ぐりぐり加速度を増して、展開している状態で、その中で行われる選挙なので、よりなんらかの意味で、シンボル的に機能する可能性が高いのかもしれない。
実際、右派メディア人タッカー・カールソンとか、イーロン・マスクは、『これが最後の選挙になるかもしれないから』と言ったりしている。この人たちは、トランプを応援しているので、『トランプが勝たないと』という、意味だけど。
それ以外にも、マーティン・アームストロングという、色々、コンピューターに入れて、未来予想をしている方も、「最後かも」と、言っていた。
もちろん、最後になるかは、わからないけれど、それ位、なんというか、意味付けがなされている選挙だということだ。
選挙の開票日の当日、あるいは次回の大統領の決定した直後に、『何か、(とんでもないことが)起こりそうで。』と言ってるのを、数回、ニューヨーク民から聞いた。けれど、私は、そちらについて、あまり心配していない。たいてい、『何か』が起こるのは、多くの人が、起こると予想していない時なのが、今までの経験なので。
さて、日本にいると、大統領選挙(特に今回の)が、アメリカで、どれくらいのエネルギーを発散しているものなのか、なかなか想像し難いと思う。
そこで、私の感じでしかないけれど、アメリカの今回の大統領選挙がどういう類のものか、例え話で、説明してみたい。
今は、違うのだろうけれど、私が子供の頃、阪神ファンと、巨人ファンは、仲が悪いと言う定評があった。そこで、阪神ファンと、巨人ファンが、非常に、仲が悪く、お正月の親戚の集まりで、喧嘩になる位と、想像してもらえるだろうか。
で、日本人は、9割、巨人ファンか、阪神ファンのいずれかで、みんな、真剣に応援しているとしよう。
さて、なぜ、巨人と、阪神ファンは、仲が悪いのかと言うと、お互い、それぞれのチームが、正しい、正統な日本的野球を行なっていると考えているからだ。
そして、付け加えるなら、巨人ファンは、もちろん全員ではないけれど、阪神ファンは、もしかしたら、知性が足りないか、心理的に病んでいるから、阪神なんてものを応援しているのかもしれない、と考えている。阪神ファンも、巨人ファンについて、だいたい、同じように考えているとしよう。
これでは、お互いに、顔を合わせるどころか、SNSでも、うまがあわず、だいたい、棲み分け、違うプラットフォームを使ったりもしている。見ているyoutubeビデオも違う。スポーツ新聞も、違うものを読んでいる。
相手チームを応援している人とは、基本的に、喧嘩になるので、普通の話をするのが難しく、プロ野球が原因で、『友達付き合いもやめる』ということもあり得る。昔は、これほど仲が悪かったわけではないけれど、少なくとも、10年くらいは、こんな感じが続いている。
で、他の球団は全て、とても弱小なので、4年に一度(毎年ではなく!)の日本シリーズは、ここ200年ずっと巨人VS阪神で、戦われてきたとしよう。
もうすぐ、日本シリーズの本番で、その外野席で、ファンが並んで座って、試合が始まるのを待っているところを、想像してもらえうと良いかもしれない。もちろん、この外野席は、球団ごとに分かれているわけではなく、それぞれのファンが、隣合わせに座っている。
と、こんな感じでしょうか。
加えて、いろいろ、内外で、ややこしいことが沢山あって、日々の生活のストレスも高い。これは、緊迫するというものだ。
これから、2週間、ハローウィンがあって、11月5日をむかえる。
見守って行く予定。