応援看護師体験記#1(選択の決め手はコンビニのミニトマトってまじ)
病院を退職してから、今後どのような働き方で生活していくかかなり悩んだ。その中で、応援看護師として働いてみて、学んだことを体験談としてまとめてみる。
まず、私は超絶変化が苦手な不器用怯え陰キャである。
初めて実家を出て、一人暮らしした時は、寂しいし何も知らんくて不安だし、
とにかく食事が喉を通らなくなるほど追い込まれる位だった。
新しいことが苦手で、学生の頃からクラス替えや席替え、新学期など慣れた場所を離れるのが不安でしょうが無かったため、1番苦手な季節は春だった。
人間関係も慣れるまでかなり時間を要するタイプだ。
新しく何かを覚えるのも苦手で慣れるまでかなり奇想天外なことをしてしまうタイプ。
そんな私が、無職中に考えて考えて考えぬいて、応援看護師をしてみることにした。
とにかく、急に遠くに行くことになった。誰も知り合いもいない。
アラフォーで安定志向の自分がこの選択をすることはかなり勇気がいったし、急に出現した行動力に、家族や友人もびっくりしていた。
一応何もしないのが不安でハローワークには通っており、再就職の内定を2つの病院から頂いていたにも関わらず、どうも気乗りしなかった。手術室看護師としての知識や技術がまあまあ活かせる診療科を選んだつもりではあったが。
内定が決まってから働くのが嫌で嫌でしょうがなくなってしまったのだった。
自分は、もう働けない人間になってしまったのか…
でもそれでは生きていけないし、嫌なことを血反吐吐いてやっていくしかないのか。
再就職を毎日考えていたら、やっぱり自分が1番苦労して得た知識、技術を最大限生かせる手術室看護師として働くことが良いのではないかと考えるようになった。
また、また応援看護師はクリニックや病院で働くよりも時給が良かった。時給としては通常の倍位で働くことができるためだ。しかし、ボーナスないが。
短期間でお金を稼げるし、その職場に長期間縛られることもない。
自分にとっては、良い選択なのではないかと考えたりしていた。
でも慣れた環境を離れることや諸々の引越しの手続きやら、応援看護師をすることになったら、しなければならないことを考えると、踏み出す決断ができなかった。
そうして夜になると、早めに寝る(現実逃避)といったことを繰り返していた。
無職になって思ったが、日々あっという間に過ぎていっちまうんだ。
そんな風にしてぐるぐる悩みながら過ごしている時に、コンビニで何気なくミニトマトを購入したら、その応援看護師を募集している病院と同じ県産のミニトマトだった。
これは、もう縁がある!行けってことだ!(急に気が狂うやん)
悩みすぎて運命に丸投げした。決め手がコンビニのミニトマトの産地だなんて。今考えると、自分で考えるのを放置して、なんか環境のせいにする悪い癖が出てる。
内定をもらっていた病院は辞退し、意気揚々と県外に引っ越す準備に取り掛かった。
色々不安はあったが、なんか行動できた。今の自分を変えたかったのかもしれないし、また手術看護ができると思ったら楽しみもあった。
夢と希望に満ち溢れた冒険の始まりだ!!!
結果的に、見事に挫折して草になったのだった。
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