琥珀糖 ‐ お取り寄せグルメを食べる
東京に住む友人から浅草・舟和の芋ようかんがおいしいと聞いて、その熱弁ぶりに初めてお取り寄せをした。
確かに芋ようかんは、羊羹というよりも芋に近い味で、トースターで焼くと焼き芋みたいで美味しかった。
一緒に取り寄せたカラフルな丸い羊羹を寒天で、つやっとコーティングしたあんこ玉は、見た目は写真映えするものの、羊羹っぽさが強くて、好みの味ではなかった。
やはり信用すべきは友の言葉である。
それからInstagramでお取り寄せグルメを見るようになったが、知らないインフルエンサーのことは信用ならんので、頼むに至ったモノはなかった。
先日、中部国際空港の出発ロビーにあるセントレア銘品館で、お土産を探していると、お取り寄せに関する投稿でよく見かける、みずのおとを見つけた。
みずのおとは、虹色に並んだ丸く薄い琥珀糖。真っ白の四角い箱に銀色でみずのおとと書かれたパッケージがシンプルでかわいい。
2,000円もするので一瞬ためらったが、ここで買わないと一生食べないよなと思って購入した。
以前、北海道大学の売店で、琥珀糖といえばで有名なハラペコラボのこうぶつヲカシを発見した。
正直、世間の評価や口コミの数を考えると、過大評価な食べ物だと思った。
黒ゴマやミントなど、普通の琥珀糖では味わえない変わり種であること、なにより心躍るような見た目はすばらしいと思う。味はおいしいが、おいしさのレベルは一般的である。
みずのおとは、 こうぶつヲカシと同じく、味で言えば一般的なおいしさを超えてはいなかった。琥珀糖は琥珀糖を超えることはないんだなあ。
どちらが美味しかったかと言われれば、 こうぶつヲカシの方で、値段は こうぶつヲカシのほうが高価だし、それ相応の味の差だろう。
見た目は可愛くて、買ったことには満足した。
あんこ玉といい、どうしても見た目がいいものには惹かれてしまうものである。
#PRではない、真に美味しいお取り寄せグルメに出会いたいものだ。
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