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好きなことを語れ

「伝えたいことを訴える」のも大事だけれど「好きなことを語る」ことも楽しんでいきたい。心から思うことがありました。

  題だけつけて放ってある熟成下書きが数あるのですが、割合切実なテーマが多いです。眺めながら、文面を考えていると眉間にシワが寄りそうです。真面目なテーマと向き合っていくことは大事でしょう。物事を深く考えることも好んでします。

 とはいっても、年がら年中難しい話しか思いを巡らせていないと問われれば、まったく違います。幼心を忘れない楽しみや、突拍子もない発想・展開もわくわくニヤニヤ惹かれます。

 下書きを見ていると難しい話の頭が引っ張られてばかりです。しかし!文章を書くってそれだけじゃないと、気がつけるエピソードがありました。


 noteで出てくるオススメ記事。ある日、読んだ所、大変心暖まりました。執筆者さんとお世話になっている施設のカウンター越しの交流についてのお話です。人って優しいなというか、この人面白いスタッフさんだなという感じ。
 と同時に、思い出しました。私も似たようなお世話になっている愉快な人がいるじゃあないか!ふつふつと書きたい心が湧き上がります。

 一生懸命、書きました。あの人の姿が読む人にも浮かぶような出来事は?比喩は?楽しい対象を思い出して書く作業はうきうきです。言葉を探りながらの、試行錯誤は間違いなくキラキラした時間になりました。

 その感覚の中で「ああ、好きな話を書くってこんなに楽しいんだ」となったことを覚えています。
 当たり前といえば当たり前です。好きで好きで仕方のない物を語る時、気持ちを言語化せずとも高揚した態度がすべてを表します。自分の表情を見なくとも想像がつきます。書くことも同じなのです。

 真面目なテーマを真面目に捉えて書くことはもちろん大切です。一人ひとりが考え続けていく課題はあります。ですが、そればっかりが人間か、そればっかりじゃあつまらないだろう、とも思います。

 なのに、悲しいことは抱えきれずに家族や友人に相談しても、楽しいことは広められずにしぼんでしまうこと、多いんですよね。それが反映されて、書かねば!と残っているのはお堅い話題だけなのが、私のnoteの下書きなのでしょう。

 題名の「好きなことを語れ」は自分自身に向けた言葉です。もっと楽しいことを、楽しんで書きましょう。自らにそう言いたいです。
 書かずにはいられないのは、書くことが好きだから。ならば、楽しい瞬間を拾って、言葉を尽くせばいい。

 そうしたら、たまたま読んでくれた人が、なんだか充実した時を送っていたんだと、1センチ・1秒口角を上げてくれるかもしれません。好き勝手、楽しいことをして、楽しんでもらえたら、それはかなり幸せなことではないでしょうか。

 うきうきする活動はわくわく取り組んでいいんだからやってね、自分よ。

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