Photo by hiroro2 木漏れ日のような光を頬に受け麦わら帽子の君は笑った 5 一色凛夏 2022年9月25日 23:00 【季節はずれの夏が来て】ドアへ添い車窓から見る丁寧にレールを辿る夏の清かさ飛び込みの瞬間にだけ美しいまぼろしになる魚の君はもう誰のものでもないビニール傘の屍拾う豪雨後の朝木漏れ日のような光を頬に受け麦わら帽子の君は笑ったもうとうに別れていた気になっていて君とわけっこしないパピコ携帯用コームで髪を梳かす手の青白いこと、君がいたこと ダウンロード copy #短歌 #tanka #短歌連作 5