GFXをついに買った話
こんにちは。irohaと申します。
今回のnoteは表題のとおりGFXを買った話です。
購入したのはGFX50SⅡです。
個人的な感想と作例多めの構成で、つらつらと書いていきます。長いので作例まで飛ばしていただいても大丈夫です。
1.機材としての感想
第一印象は、でかい、重い、鈍器か?です笑
また、肩液晶要らない…要らない…となりました。
できれば軍艦部はISOとSSの物理ダイヤルであってほしかった。でも、肩液晶欲しいって方もいるのでこのあたりは好みですね。
ビジュアルの面では自分にはあまり刺さらなかったです。というかX100Vが良すぎた。
また、GFX50SⅡには手ぶれ補正がついているのが嬉しいです。
2.使ってみた上での感想
感想としては、見た目や使用感のマイナス感情をひっくり返されるような写りです。GFX最高!手のひらくるくるになりました。
AFの精度と速さはX100Vより良い気がします。
私は高画素による恩恵はは正直よくわからず、無限にトリミングできて便利だなくらいに思っています。
GFXと他のカメラを隔てるものは、何と言ってもラージフォーマットであることですよね。
その恩恵は一回撮ればわかります。
3.色表現
まず、色表現が素晴らしいです。これは、raw現像を行うと特に顕著に感じられます。
細かいところまで描写されます。
GFXの力を実感した1枚
歩いている人々から建物の壁のデティールまで、とても細かく表現されています。
色表現の豊かさと繊細な影の描写を感じた1枚
紅葉の赤、植木の緑の彩度自体は上げていないのですが、色表現の豊かさにより印象的な色になっていると思います。
また、正面の人物に木漏れ日がかかっているのですが、光と影の描写が繊細であるため空気感や立体感が伝わってきます。
夕方の優しい光と空気感が感じられます。
4.階調の豊かさ
GFXといえば階調の豊かさが特徴の1つです。
この写真を見ればわかると思いますが、夕方で暗めの環境にも関わらず、色の階調がしっかりと残っています。
黒つぶれや白飛びがないのはもちろんですが、空の色や人物の服の色が残っているため、質感をしっかり感じることができます。さらに立体感もありますよね。
また、特に黒つぶれに強いので多少であればraw現像でどうにかなるのは良いポイントです。
5.曇天の描写
使っていて驚いたのは曇天の日の描写です。
下の写真は2枚とも同日に撮った写真です。この日は雨がいまにも降りそうなくらいの曇天でした。
曇天の日でもシャープに描写できているのがわかります。
X100Vを使っていたときは、曇天の日はどうしても写真の印象が弱くなってしまい、コントラストを上げる必要がありました。
GFXは曇天の日にも持ち出したくなるカメラです。
6.万能ノスタルジックネガ
最後に、FUJIFILMでお馴染みのフィルムシュミレーションですが、GFX50SⅡにはノスタルジックネガが追加されています。
これが優秀で優秀で。もうノスタルジックネガだけで良くない?って何度も思いました笑
下の2枚はノスタルジックネガをあてて、基本補正のみ弄っています。
現在プリセットを研究中なのですが、ノスタルジックネガを組み込むと良い感じになる場合が多いです。
7.作例
全てraw現像済みです。
おわりに
GFXはraw現像に力を入れている方にオススメのカメラです。色の情報が多く、色味の調整の幅が広いためです。表現できる色は他のカメラと確実に違います。
デメリットはとにかくとにかく高いことですかね。かくいう自分も24回ローンで買いました……涙
しかしそれ以上の絵が撮れるカメラだと思っていますので、後悔はしていません。
もう一歩自分の写真を踏み出したい方は、まずはレンタルなどで試してみてみるのはどうでしょうか。
それでは。