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写真作品と趣味の写真の違いについて

こんばんは。irohaと申します。

突然ですが、私は29歳までに写真・映像作家として名を上げます。とここに宣言しておきます。

いままで、私にとって写真を撮るのはただの息抜きで、趣味でした。 

なんとなく散歩にカメラを持っていって、撮った写真を家でraw現像し、SNSに上げる。
で、なんとなくチヤホヤされたり、されなかったり。 

そこで思ったのは、写真家が撮る写真と私が撮る写真、何がここまで違うのだろう
ということです。

SNSで人気の写真が上手いフォトグラファーと、私が定義する写真家は違いますので、ご留意ください。

私が写真家を初めて認識したのは、恥ずかしながら2年ほど前に新宿の近くで開催されていた、川内倫子さんの展示でした。

いや、本当に衝撃を受けまして、写真とは、表現とは、このことか。と。

今まで、写真関係の本は、構図やカメラの使い方など指南書系のものしか読んだことがなかった私。

川内倫子さんの展示を見て、衝撃を受けたのは、
写真って、表現なんだ。
というシンプルなことでした。

正直今まで、構図が上手いとか、良いレンズ、カメラを使ってるとか、レタッチが良いとかしか頭になかった。

その後、初めて写真集を買いました。
川内倫子さんの「うたたね」です。

そこで確信しました。

写真作家としての写真、一番大事なのはテーマ性ではないか。
そして、そのテーマは自分のパーソナルな部分から溢れ出るものではないか。

自分には、それがあるだろうか。
悩み続けました。

尖った思想、思考、感性は自分になくて、ただひたすら凡人で。
でも、私は表現する人になりたい。写真家になりたい。そう思いました。

シャッターを切れなくなった時期もありました。

今まで気楽に写真を撮っていた私。
この道端の花を撮って、それは果たして良い写真なのだろうか。何か意味を持たせられるのだろうか。

カメラを持って歩いているのに、まったくシャッターが切れないまま、苦しんでいました。
意味のあるものを求めすぎて、写真が撮れなくなりました。

結果的には解決しました。

写真は好きなものを撮ろう。
だけど、作品にするときは、とことん考えよう。

私はフォトブックやポートフォリオを作るとき、一番重きを置いているのはテーマです。
テーマに一番時間をかけます。

まえがき、あとがきに書く内容。
何をもって、この作品を作るのか。
なぜ、この写真を選んだのか。なぜ、この順番なのか。
自分は何を伝えたいのか。

私は写真作品にするためには、上記の点が一番大事なことだと思っています。

実際、私は今年、写真出版賞とポートフォリオレビューに挑戦したのですが、
どちらも、エントリーフォームに、
企画意図(200字以上300字以内)が必須項目になっていました。

そこで本当に実感しました。
写真作品として評価されるポイントは、何をテーマにするか、なのだと。

まあでもテーマというものは、人生の経験から生まれてくるものが大きいと思うので、今は自分の生活を大事にしています。
ただ、自分の視点を大事にすること。
感性のアンテナを張り続けること。

その2点は大事にしています。

本当は個展に行きまくったりとかして、
何のために写真を撮ってますか。
もはや、何を考えて、感じながら生きてますか。
を聞きまくりたいのですが、人見知りでできないです笑

なんか、写真作品って技術じゃないなと本当に思います。
そこを飛び越えた、テーマや思考で、写真作品として評価されるんだなと。

わからない。
これが正解かもしれないし、違うって思う方もたくさんいるでしょう。

よかったら、皆さんの話も聞かせてください。


それでは。



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