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Column_s#8 おすすめ鬼ごっこ①「増やし鬼」


 いよいよ4月。私の住んでいる地域は今日から新学年の1年がスタートしました。担任の先生は、子どもたちとの関係づくりを最優先に取り組んでいくことでしょう。休み時間になったら、学級の子どもたちと体育館やグラウンドに出て、一緒に遊ぶ先生も多いはずです。

 私自身も、休み時間はよく子どもたちと遊びました。教室では見られない子どもたちの「素の姿」が垣間見れるのは、学級経営上とても大切なポイントです。そんな小難しいこと抜きに、単純に体を動かして子どもたちと遊ぶ時間はすっきり楽しかったというのもありますね。体力的にはとても疲れましたが。


 さて、休み時間に子どもの遊びの“ド定番”といえば・・・それは、今も昔も鬼ごっこです。

 かつて、まだ教員経験の少ない先生から、「どんな鬼ごっこがありますか?」「おすすめの鬼ごっこって何ですか?」と質問されたこともあります。そこで、私が現職時代に、よく子どもたちと行っていた鬼ごっこを紹介します。

おすすめ鬼ごっこ①「増やし鬼」

ルールは?

◆鬼にタッチされると、逃げていた子も鬼になります。

◆もともと鬼だった子は継続して鬼なので、鬼が増えることになります。それで「増やし」鬼です。

◆全員つかまったら、鬼を決めなおして再スタート!

この鬼ごっこのよさは?

◆短時間でできます!鬼がねずみ算式に増えるので、あっという間に全員つかまります。どれだけ足が速い子でも、大量の鬼から同時に追いかけられたら、厳しいのです。

◆逃げる子も、鬼の子も、みんな楽しめます!つかまった子は終わり…ではなく、すぐに鬼役として追いかける側に変わるため、全員が常に走り続ける設定になっているのが秀逸ですね!(運動量を確保できる)

この鬼ごっこのポイントは?

◆あっという間に鬼が増えてゲームが終わるので、最初の鬼は1~2人でも十分です。学年単位で遊ぶなど、人数に合わせてスタート時の鬼の数を変えるとよいです。

◆「タッチした」「していない」でよくケンカになります。子どもが嘘をついている場合もあるのですが、「本気で逃げていると、タッチされたことに気付かない」という場合もあるので注意が必要です。鬼側は、ちょっとでも触れるとはっきり分かるので、そこで意見の相違が起きるのですね。

→→そんなときの解決法

・・・「じゃんけん増やし鬼」に変更!

◆大まかなルールは、通常の増やし鬼と同じです。

◆唯一違うのが、タッチされた後。タッチですぐに鬼が増える…のではなく、タッチの後ジャンケンをします。鬼がジャンケンに勝てば捕まえたということで、鬼が増えます。反対に、逃げていた人がジャンケンに勝てば、鬼にならずにまた逃げ出すことができます。

◆ジャンケン増やし鬼にすると、「タッチした」「していない」のケンカが大幅に減るのが不思議です。その理由を想像するに、「ジャンケンで勝てば逃げ続けるチャンスがある!」という心理が働くからでしょうか。子どもは、ジャンケン自体が好きですし「自分は勝てる!」と思い込むところがあります。それもあって、ひとまずタッチされると、素直にジャンケンに応じる場合が多くなるのです。そして、ひとたびジャンケンをしてしまうと、負けた場合は、もうあきらめるしかありません!


おすすめ②「ケイドロ」はこちら

おすすめ③「氷鬼」はこちら

おすすめ④「手つなぎ鬼」はこちら

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