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「空気を読む、察して、暗黙の了解」ではなく「1手間」を① 008性教育アドバイザーあやの独り言

※2019/02/11に掲載した記事の再掲です。

こんにちは✨ 彩-irodori-保健室、あやです。

普段は元保健室の先生の経験を生かして、彩保健室という自宅サロンを運営している私ですが、冬になるともう1つお仕事が増えるんです。

それは・・・スキーインストラクター☆

養護教諭を退職後、夏は医療事務として東京のクリニックに勤務、冬は群馬のスキー場近くのシェアハウスで暮らしつつ、スキー学校で毎日レッスンという日々を過ごしていました。

そんな時に、スキー指導の資格試験の検定員をしていた夫と出会い、結婚。

子育て中の今は、主に修学旅行やスキー教室等の団体講習の日程に合わせて、依頼されたスキー場に上がるというスタイルでお仕事を続けさせてもらっています。

今月は有難いことに、週2~3日はスキー場というなかなかハードなスケジュール。

(彩-irodori-保健室の方は、だいぶご予約が取りにくい状況になってしまっていて申し訳ありません💦)

夫は県のスキー連盟の仕事をしている関係で、土日は3月までびっしりスキー場に上がる予定が入っているので、夫不在の冬の休日はのんびりムードの我が家。

6才・3才の息子2人と、近くの日帰り温泉でお風呂&ご飯、という楽チンコースが定番になりつつあります(笑)そんな中、先日起こった出来事。

皆さん、日帰り温泉の浴室に置いてある椅子に種類があるって知ってました?

背の高い椅子と低い椅子。私はこれまで椅子なんて特に気にしていなくて、たまたま手に取った方、その場に置いてあった方を使っていたのですが・・・。

先日高い方の椅子に息子を座らせていたら、「お子さんはこれじゃないでしょ!全く今の人は非常識なんだから!」ときつくお叱りを受けてしまいました💦

私も息子達もその迫力にびっくり。どうやら背の高い椅子は、高齢の方や膝の悪い方優先だったみたいで・・・。

すぐに謝ってお返ししたのですが、そんな言い方しなくてもいいのにな・・・なんで普通に教えてくれないのかな・・・と後からちょっぴりモヤモヤ。

確かに無知や非常識は否めないし、ご迷惑をおかけしたことは申し訳ないと思うんです。でも、やっぱり言い方ってあると思うんですよね💦

最近は他人の子を叱らない、関わりたくないから見てみぬふりをする方が多いから、教えてくれる諸先輩方の存在って本当に有難いと思っていて。

だからこそ、伝え方1つでニュアンスがだいぶ変わってしまうし、せっかく教えてくれているのにお礼を言えるチャンスもなく、もったいないなって。

日本人特有の、空気を読む・察して・暗黙の了解。そのあたりがちょっぴり苦手な私。

アラフォーの今だからこそ、そこまでお叱りを受けることは少なくなりましたが、今回の椅子の件もいわゆる暗黙の了解だった訳で、つくづく自分の世間知らずさにがっかりしてしまいました💦

そんな私なので、根っからの体育会系、職人気質(自営で内装屋さんをしています)の夫の話を聞いていても意見がぶつかることが多々ありまして。

その度に、なんで正解を言ってあげないんだろう?教えてあげないんだろう?と私は不思議で仕方ないんですよね。

空気が読めない、察することができない人=非常識。自分の価値観と違う人間には教えても分からないから、関わりを持たないという夫の考え方にはどうしても賛同できなくて。(よく考えたら、それでよく私と結婚したなー(笑))

だって、常識や非常識や普通なんてものは、その人が育ってきた環境によっても違うだろうし、教えてくれなきゃ分からないことも沢山存在すると思うんですよね。

皆がきちんと向き合って、教え合ったり気持ちを伝え合ったりすることができたら、世の中はもっと平和なんじゃないかなーと思ったりして。

確かに、あえて関わりを求めに行く1手間って面倒だとは思うんですけどね。

でも料理だって、きちんと出汁をとる、具材の切り方をそろえる、下味をつける、硬いものから炒める、灰汁をとる。1手間で味がぐっと変わるものだから、夫婦や親子も同じなんじゃないかなーって。

たかが1手間、されど1手間。近い存在であればあるほど、言わなくても伝わっている様な錯覚をして、勝手に誤解をしてること、きっと沢山あると思うんです。(②に続く)

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