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コンサート会場でまさかの。

先日、待ちに待ったB’zのライブに行ってきました。

会場は味の素スタジアム。
キャパ7万人。

久しぶりのスタジアム。
7万人の人の量に圧倒されました。

席はと言うと良席。
演奏も歌声も演出もとても素晴らしいライブで、さらに声出しOKの為7万人の声も響きます。
それはもう最高でした。

ライブ中盤、セットチェンジの時に御手洗に行きその時に体に異変が起こりました。

階段を上がって少し歩き、今度は階段を降りてトイレまで。
その往復で疲れたのかな?という程度だったのですがそれにしても何かおかしい。

そこからはライブを座って見ることにしました。
熱中症対策万全で臨んだ今回。
それでも足りなかったのかな?と思いながら持っていたエネルギーゼリーを飲んだり、塩タブレットを食べたり、水分をとったり。

だけど一向に良くならずむしろ悪化。
このまま倒れてしまいそうな気がしたので救護室に行きました。

救護室には熱中症疑いの人達が何人もいて、中には救急車で運ばれる方もいました。


熱は36.9°C(平熱は36.2°C)
サチュレーション99
血圧は150/110(通常は100/60)
血圧がこんなに高いのは初めてです。

看護師さんによると「熱中症ではなさそう」と。
食事はしっかりとったし、水分も塩分も意識して摂っていました。

息苦しさはずっと続きます。

首元を冷やしてもらい、水分を沢山飲んだのですがなかなか良くならず。

途中スタッフさんに付き添ってもらいトイレに行ったのですが、ダッシュで走った後みたいにハァハァ、立ち止まって少し落ち着いてきたと思ったらまたダッシュした後みたいにハァハァ。
ずっと息が苦しくて手は震え頭クラクラ。
そんな状態でやっとのことで救護室に戻りました。

ライブも終わってしまい、このままずっとここにいる訳にはいかない。なんとかして帰りたい。
「ゆっくり歩いて帰ろう」と、夫と歩き始めてすぐまた息が出来なくなりました。今度は立っているのもやっと。私は動けなくなってしまいました。

スタッフさんが車椅子を持ってきて下さりまた救護室へ。

この段階でようやくこれが過呼吸の発作だと気づきます。

持っていた安定剤のことを思いだし、すぐに飲んだのですがなかなか効果が出ずにつらさが続きました。

結局スタジアムの外までスタッフさんが車椅子を押してくださり、タクシーに乗ることができました。


スタジアムから少し離れた駐車場までタクシーに乗り、無事に車に戻れましたが今度は手足が痺れ出します。
ここで安定剤をもう1錠飲みました。

夫はエネルギーゼリーや経口補水液を買ってきてくれて、その間も診てくれる病院を探してくれましたが少しずつ手の痺れが治まり呼吸も落ち着いてきて私はそのまま眠ってしまったようです。

気がついたら自宅のすぐ側まで帰ってきていました。


今まで何度か過呼吸になったことがあるのですが、たいてい極度のストレスなどの不安時に起こっていました。

大好きなアーティストのライブで楽しんでいる時に過呼吸になるということに結びつきませんでした。

救護室の看護師さんや味の素スタジアムのスタッフの皆さんが本当に親切に対応して下さいました。ありがとうございました。

そして何より夫には感謝の気持ちでいっぱいです。
ライブの途中に抜けることになり、嫌な顔ひとつせずにずっと付き添ってくれて重い荷物を持ってくれて、あっちこっちに対応してくれました。
何度お礼を言っても足りません。


今度また息苦しさを少しでも感じたら真っ先に「過呼吸」を疑い、安定剤を飲もうと思います。

そして沢山の人に救ってもらった事を決して忘れない。
そう思いました。

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