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幸福とは何か?
先日、『土偶を読む』『輪廻転生』の著作を書かれた竹倉史人さんの
お話会に参加してきた。
人類学者でもある竹倉さんの視点はとても刺激的で面白かった。
その話の中で印象に残っている一つに
人間が生きていくには2つの栄養が必要。
1つは体を維持するために食べ物を食べること
もう1つは心の栄養に世界を食べること
世界を食べる?不思議な表現だけど引っかかった。
心の栄養分には『意味』や『価値』が該当する。
特にこの世に存在する自分の意味・価値を差しているのだと思った。
SNSを通じて承認してもらったり、活動を通じて『ありがとう』と
言われると嬉しくなったり、ホッとする。
これは、自分一人で得られるものではなくて、自分の外側にある存在(世界)から得ているとすれば、世界を食べるとも言うのかもしれない。心の栄養が欠乏すると、病気になったり最悪の場合、死に至る。
戦争がないこの国で、毎年3万人もの人が自分から亡くなっていく。
これが他人事とも思えないほど、心の栄養不足は誰にでも起きている
ただ一方で、この話を表面だけなぞると読み違いが起きる。
(竹倉さんの話は、さらに深く続く)
なぜなら、世界は自分の外側だけではないからだ。
自分の内側の世界は外側の世界を投影している。
『私』って誰なのか?に矢印が向く
それに気がつくと、今度は『私は誰なのか?』に矢印が向く。
だからコーチング業界は今や学びニーズで盛り上がっているし
それを通じてサポートしたいという人がマシマシに増えている。
しかし、これまた行き過ぎると『自分』への承認欲求が
一時的に爆上がりする。他者と比較して悩んだり自己嫌悪したりする。
それまで外側の期待に沿ってきたことを考えれば、自然な揺り戻しで
自分もそういう感じによく陥っている。
最後はもう自分を手放す・・・
竹倉さんの講和が終わり雑談タイムでぽろっと話していた言い回しがもう一つあった。すごく印象的だった。
僕は20代の時に自分で決めることをやめたんですよね。
直感的に、すごいなあと思った。
私もそのうちそのフェーズに至るかなあ。
私の旅は今はどのあたりだろうか。
あと何年かで50代に突入しちゃうけど、今はmyプレート(お皿)に乗っかってる世界を味わって、またこの投稿を読み返してみよう。
なお、この学び深い講話はこちらで今月末まで見逃し配信中
人類学から考えるジェンダーと神話〜男らしさと女らしさの歴史的源泉〜
見逃し配信中。https://x.gd/ivhbK
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