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自分を知るための断捨離のすすめ

こんにちは、いろ鳥です。

「自分の人生を生きる」ためには、自分と不一致したものを手放すことが大事になってきます。詳しいことは以下の記事で書きました。

では、自分と不一致したものを手放すってどうしたらいいのか?そもそも不一致したものが何なのか、自分にはよく分からないんだけど???となるかもしれません。昔の私も、何か変わりたいが何から手を付けていいか分からない状態で、焦りだけが先行していたものです。

焦って何かが解決するわけではないので、まあ落ち着きましょう。焦りはただの体感です。「焦ってるなー」と自己認識するだけで、どこか焦った自分を客観視できるのでおすすめです。焦りと自分を分離するという行為です。

さて、不一致したものの手放し方ですが、さまざまなアプローチがあります。が、最初のステップとしては一番手っ取り早くて効果が分かりやすい「断捨離」を私はおすすめします。要は「要らないものを捨てる」作業です。大抵、人生に行き詰っている人は家や部屋が汚かったり、不要なものを抱えすぎていたりします。なのでそれを見直し、要らないものは捨てるなり手放すなりにして、一度自分の状態をリセットしてみましょう。

断捨離って、結構エネルギー使うんですよ。だから「自分の人生を変えたい」と思っている人でも断捨離をするのは億劫、足が重いという人は多いです。また、物を捨てるという行為は「今までの流れを断ち切る」ということに繋がるので、どこか今までの自分が変わってしまう、変化してしまうという「恐れ」みたいなものが出てきたりします。だからやりたくない、向き合いたくないと思い、断捨離出来ない人も多いと指摘します。

でもこれって「慣れ」なので、一度断捨離のコツを掴んでしまえば何てことないです。いいですか。今から大事なことを言います。

初めてやることのファーストステップのハードルは低くすること!

もう一度言いますよ。

はじめてやることのファーストステップのハードルは絶対低くする!!!

何かを取り組む際、ハードルを高く掲げすぎて、結局できなくなってしまう人の多いこと!(私です)。早急に自分を変えたい、という欲求の裏返しでそのようにしてしまうのでしょうけど、それだと挫折まっしぐらなのでやめましょう。確実に一歩ずつ前に進むことが、大きな前進への近道だということを忘れないようしてください。


なので、断捨離に慣れていない人も、スモールステップから進んでいくことをおすすめします。流れとしては、

(1)明らかにゴミと思われるものを捨てる


 食べた後のお菓子の袋、飲んだ後のペットボトル、不要なDMなど、明らかに要らないと思われるものをまずはゴミ袋にいれる。これをするだけで部屋がすっきりするのが分かるし、断捨離の動きの「初動」が付くので、「他の要らないものも捨ててみようかなー」という気分が働くようになります。まずは明らかに要らないもの、ゴミと思えるものを捨てて見ましょう!レッツトライ!!!

(2)「ここなら気軽に断捨離出来そうだな」というジャンルから断捨離してみる

誰しも「ここなら断捨離できそうかも」と思えるジャンルがあります。そこから手を付けていきましょう。ある人はペン立てかもしれません。ある人は雑誌かもしれません。ある人は下着かもしれません。ある人は電化製品かもしれません。「ここなら簡単に断捨離できそうかも?」と思いついたジャンルをまずは断捨離してみましょう。
断捨離する基準ですが、「自分が持っていて心ときめくもの、気分がいいもの、持っておきたいと思えるもの」を残しておきましょう。それ以外のものは断捨離する、というのが基本姿勢ですが、自分と不一致の状態が強い人はこの基準ですら自分でよく分かっていない人が多いです。何に自分が心ときめくのか、気分が良いのか、そういう判断も付かない人が少なくありません。
最初から「完璧に断捨離するぞ!」という意気込みを捨てて、まずは今の自分で出来る範囲から断捨離をしてみることをおすすめします。分からなかったら置いておく、というスタンスでやってみて下さい。明らかに「要らない!」と思えるものを捨てることができたら花丸です。面白いことに、一度断捨離をしてみると「あれって要らないなぁ…」と思えるものが次々に見つかってくるものなのです。断捨離の流れ、というものが出来るからでしょうか。だから最初から無理矢理捨てたり手放したりしなくていいです。ちょっとでも迷ったり、捨てることに躊躇するようなことがあったら保留にして取っておきましょう。

(3)要らないものについて「なぜ要らないと思ったのか」をメモしておく

この作業は重要です。要らないものが明らかになったら「なぜ自分はこれを要らないと思ったのか、捨てようと思ったのか」というのをノートかメモ用紙に書きだしてみましょう。できればこれ専用のノートを作るのをおすすめします。不用品すべて書くのが面倒くさいと感じるのならば、主要のものだけでも結構です。この書き出す行為が「自分は何に価値をおいて、何に価値を置いていないのか」というのが浮き彫りになってくるのです。これは回数を重ねるごとにその精度がアップします。
例えばシャツだったら、そのシャツを要らない、手放したいと思った理由を書き出すのです。「素材が気に食わない、自分に合ってない、さらりとした素材が自分は好み。麻よりポリエステル素材の方が着心地が好き」だったり、「柄に飽きた。最近はシンプルな傾向を好むから無地を着たくなった」だったり、「生地が傷んでる。ボロボロになってる。服の寿命を感じるからもう着たくない」だったりします。手放したいと思う理由はアイテムにより人それぞれ。それを書きだすのです。

この作業は、単なる不要なものを手放す理由を明らかにするだけでなく、「自分はどういったものが好きで、どういったものを好んで、何を求めて何に魅力を感じ、何を欲しいと思うのか」という、自分を詳しく知る作業でもあるのです。自分に不一致な人は、自分のことがよく分かっていません。だからこの作業を通じて自分と向き合い対峙し、自分のことを知っていくことになります。
例えば先程のシャツの例であれば、「自分はポリエステル素材を好んでいるんだ。だったら次は素材を確認してから買おう」だったり、「自分は無地のシャツを好んでいるんだ。今度は無地のシャツを選んで買おう。では色は何にしようか。どんな色を着たいと思っているのか?」だったり、「自分は傷んでるシャツは着心地が悪いから着たいと思わないんだ。だったら今度は傷みにくいちょっといいシャツを買いたい。後、傷みにくい素材が何かを知りたい。」といった感じに、自分の中に何かしら変化が起きてくるのです。これは自分の好みや望みにクローズアップする行為なので、自然と気分が良くなります。そして次に買うものは、前のアイテムより明らかに「自分と一致したもの」に巡り合う可能性が高くなっていきます。自分と一致したものが自分の周りで溢れているというのは、最高に気分の良い状態なんです。

「自分のことを知る」作業というのは、思いのほか楽しいのです。自覚しなかった自分を知るというのは、最高の快感であると私自身思っています。近年に続く断捨離ブームというのは、この「自分を知る」という行為が入っているのも大きな理由の一つだと私は思います。断捨離というのは自分と向き合う一種の「瞑想」効果があるのではないでしょうか。

まずはこの3つをやってみて下さい。ただ、前述していますが断捨離は慣れていないと最初はとてつもなくエネルギーを使いますので、無理ない範囲で、「今日はこれをやろう」と区切りを付けて進めるのがポイントです。疲れたりしんどくなったら休憩を入れたり、明日に回しましょう。お腹もすくので、美味しいものをいっぱい食べて、体を元気な状態にしてから取り組んでくださいね。

断捨離は奥が深いので、また度々話題に出したいと思います。


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