【人間関係・生き方】次の駅を探しながら生きる――幸せの形も生き方も自由でいい。ドラマ「スロウトレイン」を観て感じたこと考えたこと
1月2日のスペシャルドラマ「スロウトレイン」、
とても、心にじんわりくる作品だった。
現代の家族観や生き方に深く寄り添っていて
観終わった後にいろいろ考えさせられるし、
そして、温かい気持ちにもなれる
そんなドラマ。(Tverでも観れます!)
視聴後、Xやnoteで色々な人の感想も拝読して
改めて感じたことや考えたことを
書いていきたいと思う。
次の駅に向かうという人生観
「ゴールは見えなくても次の駅が見えている」
っていう言葉が
すごく背中を押してくれる感じがして
印象的だった。
未来のことなんて誰にもわからないけど、
目の前の一歩一歩を進めば道がひらける。
そう思うと、不安な時でも勇気が湧いてくる。
しあわせの形は人それぞれ
「次の駅がどこだっていい、
どんな選択をしても間違いじゃない」
というメッセージも感じた。
つい、「幸せってこういうもの」っていう
一般的な形に縛られそうになるけど、
このドラマは
「いろんな幸せがあっていいんだよ」
って優しく寄り添ってくれる。
独身の姉、国際結婚を考える妹、
同性カップルの弟。
それぞれの人生が自然に描かれていて、
どれも「ありのままの幸せ」を
尊重しているのが素敵だと思った。
これまでの選択によって今ある自分
だけではなく、
選ばなかった人生や、なり得なかった自分も、
全部含めて「自分」。
そう思えると、
自分に対して少し優しくなれる気がする。
人とのコミュニケーションの在り方
「何も言わないでわかってもらおうなんて
虫が良すぎる」という言葉が印象的だった。
家族であっても、
大切なことは言葉にして伝えないと伝わらない。
違う人間同士、膝を突き合わせて
伝えることの大切さを改めて考えさせられた。
でも一方で、
「家族だからって全部話す必要はない」
という言葉のとおり
出したくないことは秘めていてもいい、
という考え方も感じて
こういうバランス感覚が救いになるなと思った。
繋がりを大事にしながらも、
お互いを「個」として尊重し合える距離感が
心地よく、私も大事にしていきたい。
心の拠り所と場所の大切さ
離れていても「ここが私の場所だ」と
思える心の拠り所、
「大切な場所」があることで、
人は安心して次の一歩を進めるんだなぁ
と感じた。
その一方で、
「独りでも生きていけるって
独りじゃないから言える」っていう台詞が
心に刺さった。
どんな生き方をしていても
一人でいる寂しさも、
誰かと一緒にいて感じる孤独も、
人それぞれに孤独は付き纏うものなのかもなぁ。
それでも、そういうものと向き合いながら
日々を営んでいくのだ
と考えさせられた。
おわりに
『スロウトレイン』は、多様な人間関係や生き方を描きながら、孤独や繋がり、選択といった普遍的なテーマを丁寧に問いかけてくれる作品。
選ばなかった人生も含めて、
自分自身を慈しみ
自分なりの幸せを見つけていく。
そんな風に、
観て勇気をもらえる、温かいドラマだった。