押し寄せる春
雪国の春は、突然、そして一気にやってくるのだということ、そして神奈川の春は徐々にというか、少しずつやってきていたのだなということに今年改めて思い至りました。
神奈川では、たしか2月頃から福寿草が咲き出して、梅や桃、早咲きの桜が咲いて、そうして3月末にソメイヨシノが咲くといった感じで、その間、他にもたくさんの草花が芽吹き、順番に出番を迎えたように思います。
雪国では、2月はまだまだ冬の真っ只中。
3月に入るともう雪はよっぱだ(十分、たくさんという意の会津の言葉)、春が待ち遠しいという気持ちになりますが、しかしまだまだ雪がたっぷり残り、寒い日々。
それが、中旬過ぎる頃から雪がぐんぐん消え出し、花粉も飛び出して、春がやってきたなと感じ始めます。
そして、末に頃になると一気に気温が上がる日が増え、4月に入ると、もう、ぶわぁーと押し寄せるように春がやってくる気がします。
今年最初に福寿草を見つけたのが、4月1日。
おそらくその前から咲き出してしていたのだと思いますが、この時はまだ残雪期で、その後溶けた場所からどんどん咲いていきます。
そうして、うちの庭だと、クロッカスやスイセンが咲き出し、オオイヌノフグリもいつの間に咲いていて・・
今はつくしやスギナがたくさん。
畑はぐんぐん緑が芽吹き、色を取り戻します。
今年は、4月10日に鶯の声をはじめて聞いたと思ったら、その2日後にはツバメの姿もお目見えしました。
同じ頃、梅も咲きだしたと思ったら、やっぱりその3日後くらいにはソメイヨシノも開花して・・・
今は、町中はモクレンが満開でした。
いつの間にカエルも鳴き出して、なんとも賑やかな世界になってきました。
場所によっては、まだ雪が残っている場所もあり、雪が解けたばかりの場所には、芽吹いたばかりのフキノトウがたくさん。
もう、花が咲いているフキノトウもたくさんありますが、雪解けの時期がずれているおかげで、長く楽しめてありがたいです。
今日教わった場所は本当に群落のように出ていて、今年初の大量収穫。
さて、ヒヨコはというと、今週も元気でまた一回り大きくなりました。
外で過ごす日も増え、狭いダンボールに入れておくのが忍びなかったですが、ようやく小屋も完成したので、本日お試しデビューしました!
私が畑にいるときは、一緒に畑に、見れないときは、小屋で過ごせるようにと思います。
まだ朝夕冷え込んで、氷点下近くになる日もあり、人間も半袖で過ごす日もあれば、ヒーター付けてフリース着込む日もある時期なので、夜はもうしばらくダンボールハウスです。
今までは、草の丈も短くてひよこの姿が畑に露わな感じでしたが、最近は草に隠れるようになりました。
ミミズやダンゴムシや何やら色々な虫も増えてきて、地面を嘴で突いたり、足で土を掘ったりが本当に楽しそうです。
来週、また小屋や最近のひよこの様子について詳しく書きたいと思います。
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