とんでもないモノ出してきたぞこの女――!?|TL漫画『未亡人アンネの閨の手ほどき』
※この作品はTL作品です。
2023-11-06 一部訂正
グランドール侯爵夫人であるアンネは、喪主として夫・フリードを見送っていた。
アンネは25歳。フリードの後妻として侯爵家へとやってきたが、フリードとは諸般の事情で所謂“白い結婚”になっており、処女のまま未亡人となってしまった……
そう、この世界では。
アンネには前世の記憶があるのだ。
人生経験は、前世と合わせて充分な知識を持っているアンネだが。
この世界の“貴族の常識”とされる「ポラリスの教え」からくるポラリスの神々に例える貴族の会話が全くわからない!!
だからこそ、フリードの遺してくれた遺産の話をする、アンネよりも年上の前妻の息子たち・エリオットとオリバー兄弟の説明も、金額以外はさっぱりわからない。
夫はもういない。
義理の息子たちともどう関わっていいかわからない。
幸い今後の生活が保障されるだけのお金はある。
これ以上、ボロが出ないように、あの兄弟と会わないようにすればいいのだ!
と、なるハズだったのだが。
顔を会わせなければ良い、と思っていた息子・エリオットと顔を合わせることになっていた。
それは、王家からのある依頼。
閨の指南役、ってことは実技も込み。
できるわけがない。
寧ろ、こっちの方が教えて欲しい。
もちろんお断りで…… と、王宮に出向いたアンネに、宰相のエランドはフリードが趣味で作った紙にアンネが製本して作った領地で使われていた教科書を引き合いに出す。
それはアンネが望んでいた“学校”
かくして、アンネは閨指南役を受けることにした。
しかし、実技ではなく ――座学で。
そうして、この世界では常識を打ち破る、アンネの閨指南が始まった――!
なろう発小説のコミカライズ
作画は 秋芳あめり
TL漫画を中心に活動されている作家さんのようです。
配信作品には、コミックスという形式にはなってないようですが、連載作品も数作ありました。
※2023-11-06訂正
書籍が出ていました!
作者様ご本人から教えていただくという……(お恥ずかしい)
原作は 和泉和歌
本作は小説家になろうで発表している同名作品の書籍化、及びコミカライズ作品。
本作以外に配信作品はなく、作者初めての書籍化作品のようです。
出版社は KADOKAWA
掲載誌・レーベルは Pomme Comics
発売は 2023年03月
既刊2巻。連載中。
TL作品……なんだと思う。
と、言いたいくらい、閨の授業の内容は色々ギリギリなんだけど、実技がない(笑)!
現在、既刊2巻まで読んでるけど、そういう展開には一切ならない(笑)!
しかも、貴族の子弟は閨の指南を受けないと結婚出来ない世界らしいんだけど、その閨の指南に関してはエリオットとオリバーも色々あって……
閨の授業が話題を呼んで、色々あるんだけど、家で頭を抱えてる3人はほぼ経験ゼロ、という状態。
えっと……TL漫画、なんだよね?
と確認したくなる方向へ現在突き進んでいる真っ最中です(笑)。
いや、一応なろう版読んだんですけど(そりゃ読むでしょ。「これ、本当にTLなの?」って思ってたんだから)、もう数巻いけばTL展開になるのかな……? って感じ。
うーん、でもこの作品は、おかしな方向へ突っ走るアンネと、それを赤くなったり青くなったりして追いかけるエリオットとオリバーの兄弟を楽しむものなのかもしれない。
アンネが、前世で若くして亡くなるのではなく、天寿をまっとうしてから転生しているのも地味に斬新で面白い作品です!