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令嬢たちの恋の顔芸が咲き乱れる!!|漫画『悪役令嬢のデレは俺にだけバレている』


主人公は、前世の記憶を持ちながらハマっていた乙女ゲームの世界に転生した。

それは、悪役令嬢でもなく、ましてやヒロインでもなく。

転生した俺は このゲームの中のメインキャラクターの一人 第一王子 クロード・フォン・ハイネスとなった

『悪役令嬢のデレは俺にだけバレている』第1巻

そう。
主人公は男性。今は攻略対象である第一王子・クロードである。

彼の最推しは、このゲームの悪役であるリーシャ・リプルトン・クヴィスト公爵令嬢。

今 その彼女にパイルドライバーをかけられた

『悪役令嬢のデレは俺にだけバレている』第1巻

物理的にではなく、精神的に。

不器用な彼女は正しいことを真摯に伝えようとするあまり厳しい言葉を使ってしまう。

周りからは「ロジハラ(ロジックハラスメントの意)」とか「融通がきかない」とか言われているが、リーシャの言葉を受け止めている彼の頭の中は

きゃわたん

『悪役令嬢のデレは俺にだけバレている』第1巻

そして、王子らしくカッコよくリーシャに「この続きは また授業の後にしよう」と耳元で囁く時も頭の中は

リアル リーシャちゃんは 最強にいい匂い!!!!
いや いかんいかん これはこの場を収めるための行為であって 断じて邪な考えを持っているわけでは
スゥ~~~~~~~~~~~~~~~

『悪役令嬢のデレは俺にだけバレている』第1巻

しかし、クロードもただ、リーシャを邪な気持ちで 堪能していたワケではない。

ストーリーを先回りし、淑女教育と称してほぼ監禁状態で育ち「蝋人形」と呼ばれていたリーシャを助け出し、敵となる者を排除、もしくは和解させ、彼女を破滅から守っていた。

そして、王立魔術学園に入学して二度目の春。

出た!!総地雷女!!!!

『悪役令嬢のデレは俺にだけバレている』第1巻

遂に、最強の敵であるヒロイン・アイリーンが現れた!!


カクヨム掲載作品のコミカライズ

作画は 松尾葉月
少女漫画を中心に活動されている作家さんのようです。
配信作品は読切か2巻完結のものだけなので、本作は初の長期連載のようです。
絵が綺麗で安定しており、クロードの心象風景に出てくるマッチョなリーシャまで違和感なく描かれており、画力のある作家さんです。

原作は Crosis
配信作品は本作のみ。原作小説の配信もありません。
カクヨム、小説家になろうで執筆をされている作家さんで、ラブコメや異世界ファンタジーを多く書かれているようです。本作はカクヨム掲載作品のコミカライズです。

出版社は KADOKAWA

掲載誌・レーベルは 角川コミックス・エース

発売日 2022年11月
既刊2巻。最新刊は2023年7月に発売したばかり。連載中。


顔芸が伝わらないのがもどかしい。是非コミックスで確認して!

この作品の面白さは、令嬢たちの顔芸。これに尽きる。

……あとは王子・クロードの変態っぷり?

クロードの心象風景に出てくる“心のプロレス”のマッチョなリーシャから繰り出されるプロレス技も凄いですが。

本来は対立関係になるはずだったシャルロットのキャットファイトも凄い。何が凄いって、あー……ヒロインでこの顔やっちゃうんだぁ……みたいな。

そして、キャットファイトの末、2人で池に落ち、クロードが駆けつけた時には2人とも既にジャージ姿。(ヨーロッパ風の舞台なのに何故か芋ジャージ)

そして、シャルロットのクロードへの弁明も

「クロード様のオムツを どちらが替えるかということで白熱してしまいまして」

『悪役令嬢のデレは俺にだけバレている』第1巻

別にこのセリフの前後を切ったワケではない。
ちゃんと順番に読んでもわからない(笑)。

勿論、ヒロイン・アイリーンも顔芸は負けていない。

アイリーンを巻こうとしたクロードが閉めようとした部屋のドアに挟まったアイリーンの顔は……どこかで見たことが……稲中かな? 多分、稲中かな?!

本当は、王子視点の悪役令嬢モノ、っていう斬新さの話もしたいんだけど。

どうやっても印象に残るのは、少女漫画(女性向け漫画)とは思えない、振り切った令嬢たちのバトルなのです。

みんなジャケに惑わされないで!
なかなか文章では伝わらない。百聞は一見にしかず!
是非、その目で見てみてください!


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かおり
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