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第四王女ヴィアは、次期皇帝の第一皇子アレクと期限付きの妾契約を結ぶが......?|漫画『仮初め寵妃のプライド』

とりあえず。

コミカライズ作品てのは、絵がキレイなことが重要視されることが多い。

ストーリーの面白さは保証されてるからね。

それで言うと、この『仮初め寵妃のプライド』は絵がキレイ。
ずば抜けてキレイ。

それでもって、ストーリーも面白いんだから、文句がない作品です。

舞台は中世のヨーロッパのような架空の国。

主人公・ヴィアは皇帝の側妃・ツィティー妃の連れ子であり、立場こそ皇女ではあるが、皇帝とは血の繋がりはない。

母親であるツィティー妃が亡くなってからは、皇帝の息子であり、父親の違う弟・セルティスと“病弱”ということにして、宮に引き籠もっていた。

皇帝は、次々と側妃を迎え入れるような男。
弟・セルティスは継承権はあるものの、後ろ盾のない微妙な立場。

このまま目立たずにいれば生き延びられる。

しかし、それは皇帝が養女である自分を側妃にしようと考えていることを知ったことで、叶わないことを悟った。

そして、彼女はある作戦に出る。

向かったのは、第一皇子・アレクのもと。

お互いに存在は知っていたものの、初対面である皇子に、彼女はこう持ちかけた。

「殿下
どうか私を 殿下の愛妾にしてくださいませ」

『仮初め寵妃のプライド』第1巻

期限は、第一皇子・アレクの立場が安定し、弟・セルティスの安全が確保されるまで。

そして、その後は彼女は市井に降りるつもりだと明かした。 
 

俺のように立場に縛られず 貴族社会の価値観に捕らわれず
この上ない贅沢を 自ら捨ててみせる
こんな女が傍にいたら 俺の人生も面白くなるだろうか

『仮初め寵妃のプライド』第1巻

そして、アレクは決断する。

「ヴィアトーラ 俺の下に来い」

『仮初め寵妃のプライド』第1巻

こうして、2人の偽りの関係が始まる――。

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経歴不明の作画担当

作画は環。
本作の他には配信作品はなく、小説などのイラストもありませんでした。

原作はタイガーアイ。
こちらも配信は本作のみ。
小説家になろうの投稿作品の書籍化で、小説家になろうでは他にも作品を発表しています。

また、本作はアンシェーゼ皇家物語というシリーズで既刊3巻まで配信されている。

本作はシリーズ1作目。
2巻、3巻はそれぞれ主人公が変わっており、2巻は弟・セルティス、3巻はマリアージェが主人公となっている。

出版社は一迅社。

掲載誌・レーベルはZERO-SUMコミックス。

発売は2021年07月(1巻)
既刊3巻。完結済。


行かせてやればよかった

かなりのネタバレになるので、詳しいシチュエーションの説明は省きますが。

この作品の1番印象的なのは、アレクのこのセリフでした。

いつも傍にいて欲しい。
離れることを受け入れることが出来ない。

当然の感情なのですが、様々なことがあった結果、アレクがそう後悔するシーンはとても揺さぶられるものがありました。

原作小説は未読なのですが、セルティスの話も楽しそうですし、このシリーズも読んでみたいと思っています。

Kindle Unlimitedなら、現在、本作(コミック)の1巻が配信されています。
利用されている方は、是非、読んでみてください。


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かおり
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