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エリザベス様はこの「乙女ゲーム」をプレイしたことがありますか?|漫画『公爵令嬢は我が道を場当たり的に行く』第2巻
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これまでの感想はこちら。
ついにエリィの家に、王太子レオン殿下が訪れる日がやってきた。
しかし、この家にはエリィを溺愛する重度のシスコン兄・エルリックがいる。
両親や使用人たちは、エルリックとレオンを接触させないよう厳戒態勢。
「これより殿下を無事にお迎えしお見送りが完了するまで各自気を抜かぬように!」
「サー!イエスサー!」
トーマスが軍曹に見える…
兄のエルリックは自室でエリィ人形を製作中。
いやマジで待って… すでにエリちゃんのライフが削れてるんだけど…
殿下早く来て!いややっぱ来ないで!!!!!
兄の異常な愛にSAN値を削られつつも、エリィはレオンを迎え入れた。
「今日は提案…というかお願いがあって来たのだが学院が始まったらエリィを送迎させてもらえないだろうか」
「っ願ってもないことでございます!!」
レオンは、公爵にエリィの送迎を申し出るが、エリィはレオンの負担を心配する。
しかし、母の「さもなくばエルリックと登校することになる」との一言に、エリィは震え上がった。
常軌を逸したエルリックのシスコンぶりを知ったレオンは、「この家ではエリィが危険だ」と判断し、彼女を城で保護すると提案した。
「公爵もうひとつ提案なのだが エリィを 城に連れ帰って構わないだろうか」
喜びに涙するエリィと両親、そして驚異の速さで決まる引っ越し。
ついさっき提案したばかりなのにどうして全員把握してるんだ…
こうしてエリィの新たな生活が始まるが、果たして平穏は訪れるのか!?
絶対にゲームを始めたくなかったか(笑)!
表題には出したものの、あらすじには入れられなかった。
この巻の後半で、予想通り(?)この世界のヒロイン登場!!
いきなりテンプレの悪役令嬢とかの流れになるのか?!と、思ったけど、違った。
BでLな描写のある恋愛小説を読んで、エリィを待っていたこの世界のヒロイン・マリーは、学院にある何の木か気になる大きな木で“あの歌”の鼻歌をしているエリィを見かけて、彼女が転生者だと確信。
で、ヒロイン・マリーは絶対にゲームの世界を始めたくなくて、ゲームの舞台ではない学院へやってきた。
マリーがエリィに接触しようとした理由は、エリィの知っている攻略対象がいたら、情報をもらい徹底的に避けようと思ったから。
なんか、想像もしてなかった展開キタ(笑)
エリィも充分豪快だったけど、ヒロインも豪快な感じのが来た。
特に、マリーとエリィが1人1人攻略対象を確認している時にアルフォンス(※現在エリィの護衛騎士)が、「マンゴーじゃないほうの名前の人」ってなってて面白かった。
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「そうですが…アルフォンスです」
「マンゴーがですか?」
「いえ 本人が」
何だろう、じわじわ来る(笑)
ヒロインの登場で、なんか面白いことになってきそうかも!!
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