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わたしが引き入れた 世界の終わり|漫画『惑いの鳥籠』第3巻
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これまでの感想はこちら。
政変が始まる。
エミーネは、バヤジットの邸で、彼らが皇帝と皇太后を取り押さえる為に、後宮に軍で攻め入ることを知ってしまう。
――私が 政変に協力したせいで…?
政変が現実味を帯びてきて、初めて自分の関わってきたものの大きさを知ったエミーネ。
自分のことを「後宮には戻さない」と言っていたバヤジットから逃げるように後宮へと戻った。
――みんな これから起こることを知らない
わたしは なんてことをしてしまったの
そうして間もなく。
エミーネは、バヤジットのいるラレンデで軍が蜂起したことを知る。
間もなく軍が、この後宮にやって来るはずだ。
その事を知りながらも、いつも通りの生活をしていたエミーネ。
いつか自由の身になりたいと願ってきた。
でも、後宮を捨てて、1人だけ助かりたいとは思わない。
バヤジットに頼まれた、とエミーネを逃がそうとした第5宰相ラフィークにも、イェシル皇女にも付いてはいかなかった。
わたしは 一夜 あなただけの ものになれた
それだけで じゅうぶんです
もう二度と 会えなくても
ドラマチーック!!
『惑いの鳥籠』は1作目である『囚われの歌姫』と同じ時間軸なので、結末はわかってるんですよ。
何なら、2作目の『運命の皇帝』ではその後の時間軸もやってるし。
でもさ!結末がわかってたって面白さって変わらないじゃん?!
しかも視点が違うし。
エミーネは皇太后側の人間なわけだしね。
だから、1人だけ助かりたいとは思えないエミーネの気持ちもわかるし、愛する人を見捨てることが出来ないバヤジットの気持ちもわかるから、
ええーっどうなっちゃうのー?!
って感じ。
しかも、ラフィークさ。
家ではセルマのことがあって、イェシルの降嫁の話もあって、エミーネのこともある……って。
めっちゃ忙しくない?
寝る暇なくない?
やっぱ、出来る男は違うのか……?
あと、原作小説よりもコミカライズの方がイェシル皇女って、こう、場を明るくするキャラクターだな、と改めて思いました。
『運命の皇帝』のサフィエはちょっと違うけど、『囚われの歌姫』のセルマも、エミーネも、ちょっとあまり多く喋らず考え込むタイプじゃない。
そこにイェシルが来ると、パン!とストーリーが進んで面白い。
あとね!来たわ!来たわよ!
私のイチオシ!アスラーン!
ちょい役だったけど。
動いてるアスラーンを見れたよ!もっと見たい!
シリーズの中では『惑いの鳥籠』も政変がストーリーの中心にあってドラマチックで好きな作品だったので楽しかったです!
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