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人として正しいと思っていたことが消えていく|漫画『大蛇に嫁いだ娘』第6巻
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これまでの感想はこちら。
時は経って。
時太郎とイナは16歳になっていた。
時太郎は寺へ通い、絵を描く生活を続けていた。
ずっと、描き続けている、まだ見ぬ海。
「俺はいつか きっと本物の海を見にいく」
一方、山で狩りをしていたイナは、知らない匂いに警戒していた。
「……あんた 誰?」
イナが捕まえたのは、見たことがない、若い男。
男はイナの見た目に驚きながらも、目的地は近そうだ、と呟く。
鷹彦と名乗るその男は、お礼を言いたい人がいるから、イナの村に案内して欲しいと言い出した。
調子を崩されるやりとりにイライラしながらも、イナはある人を思い出す。
8年前にいなくなった、安憬のことだった。
気を取り直して、旅人であろう鷹彦に、イナはどこから来たのか、と尋ねた。
東から?
その答えに鷹彦は
「ううん! 違うよ 俺は南の生まれ! 海の方から来たんだよ」
成長した2人に、新たな出会いが待っていた。
一転、ホームコメディみたいになった。
時太郎とイナが成長して、一気に「お父さんは大蛇!」みたいなコメディ感溢れる雰囲気になってました。
厨二な息子・時太郎と、野性味溢れる気難しい娘・イナ。
そんなティーンエイジャーの子どもたちとの関わり方に手を焼くミヨと大蛇、って感じで今までの雰囲気と一変してこれはこれで面白かったです。
ただ、気になるのは安憬のこと。
イナとの関係も気になるし、そもそも姿を消した安憬のその後が少し描かれているのですが、な、何が起きたの?! 安憬?!
全然今までの雰囲気と違うんだけど?!
時太郎の海への憬れ、イナと安憬のその後。
この先は、ミヨと大蛇の間に生まれた2人の子どもたちがそれぞれの人生を歩み始めるのかしら。
どんな運命が待っているのか。
楽しみです。
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