記事に「#ネタバレ」タグがついています
記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
見出し画像

劇団四季『WICKED』を観てきました

やっと観れた!
期待以上だった!
劇団四季『WICKED』!

ずっと観たかったの。
前に劇団四季で演ってた時には観てなくて、ずっと後悔していた作品だったの。

この作品、映画化もしてないから、ミュージカル観るしか方法がなくて。

遂に!観てきました!
期待以上に良かった!

今回も場所は前回の『ノートルダムの鐘』と同じくJR東日本四季劇場[秋]。

うおおお!WICKEDだぁ!

入口は必ず写真撮る。

勿論、入口以外もWICKED一色!

上から:WICKEDのパネル
入口までの廊下にあるWICKEDのフラッグ
緞帳はオズの地図が描かれている。
本日のキャスト

とりあえずね。
『WICKED』は『オズの魔法使い』の前日譚だ、とはネットで読んでいて。
『オズの魔法使い』って昔映画で観ただけでストーリーあまり覚えてないな……マイケル・ジャクソンが出ていたような……と思ったら、ベースは一緒なものの、それは『オズの魔法使い』じゃなくて『THE WIZ』だった。

と、いうわけで、慌てて『オズの魔法使い』を復習。

ちゃんと観てる、ってよりはザザッと流れを掴んだだけなので、ネットでもあらすじを保管。

さて、『WICKED』のストーリーは、ドロシーを家に帰してくれた南の“善き魔女”グリンダと、ドロシーがオズの大魔法使いに言われて倒した西の“悪い魔女”エルファバは、実は友人同士で……というもの。

シス大学の寮でルームメイトになった2人。生まれつき緑色をしていたエルファバは父親から疎まれ、皆から気味悪がられていた。一方、ブロンドで可愛いグリンダは皆の人気者。

最初はお互いを嫌い合っていたが、次第に2人は仲の良い友人になる。

エルファバには魔法使いの才能があり、その才能を買われてオズの大魔法使いに謁見する機会を得る。

オズの大魔法使いなら、様々な問題を解決してくれる、と期待するエルファバだが、実際はオズの大魔法使いはただのペテン師で。
そのペテンに加担するように言われたエルファバはそれを拒否し、“悪い魔女”の汚名を被せられる……

前日譚、と聞いていたから、ドロシーが来る前までかと思ったら、時間軸としてはガッツリ『オズの魔法使い』とも被ってます。
視点は違うけど。

ストーリーも然ることながら、『WICKED』は音楽が強い!
強い、ってのは良い、ってことなんだけど表現としては“強い”って言葉の方が合ってる。
ストーリーを引っ張る力、印象に残る力が強い。引っ張り込まれる。

特に、作品の印象的な楽曲である『Defying Gravity(自由を求めて)』と、『For Good(あなたを忘れない)』の2曲がそれぞれ1幕と2幕のラストに来ているのは凄い。
印象的な曲のあるミュージカルって沢山あるけど、配置まで良いのは珍しい。

『Defying Gravity(自由を求めて)』、今回は小林美沙希さんがエルファバ役で歌っていたんだけど。
もう、「キマった!」しか出てこなかった。
「良い曲だった」とか、そんなんじゃなくて「キマった!!」って。

そんなキマる曲を作ったのは、スティーヴン・シュワルツ(作詞・作曲)。『ノートルダムの鐘』でも作詞をしていた方です。とはいえ、劇団四季は日本語なので、『ノートルダムの鐘』でも『WICKED』でもシュワルツの歌詞を聴いているワケじゃないんだけど。

その他の音楽もとても魅力的で。
グリンダが歌う『Popular』って、MIKAとアリアナ・グランデが『Popular Song』ってタイトルでカバーしてたのを思い出した。


キメの曲も、それ以外も良い曲で、更にテクニカル(笑)。何だろ。クラシックよりもポップスとかに近いのかな? キャッチーなんだけど、歌いづらそう。ダンスも結構前衛的だし。
素直に「これを歌って踊れるの凄い!」って思っちゃった。

あと、フィエロ役の方、カーテンコールでお顔を見たら日本人の方じゃないわ、って。
欧米の方?って思って調べたら。新疆ウイグル自治区出身の方だそうで。
カイサー・タティクさんて方だったんだけど。
日本語が上手くて上演中は気づかなかった!
日本で育った方なのかな……? 違ったのなら本当に凄い。

ともあれ、「やっと観れた!」な『WICKED』でしたが、終わってすぐ「また観たい!」と思える作品でした。

やっと再演した『WICKED』でしたが、会員先行で完売らしいしなぁ。(今回のチケットも四季の会員である友人に取ってもらいました)
追加公演してくれると嬉しいんだけどなぁ。
もしくは、あまり間を開けずに再演……

わかった!とりあえず映画化して!と、思ったら、もう作ってた(笑)

来年の今頃には前編が公開予定なのか……(ってか、ミュージカル映画で2本立て)

個人的には、ミュージカル映画ってやっぱり舞台よりもパワーダウンする印象なんだけど、それでも良い!気の済むまで繰り返し観たい!

あー、でもやっぱり、もう一度舞台で観たいなぁ。

いいなと思ったら応援しよう!

かおり
よろしければサポートをお願いします。