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ひとり広報からチーム広報へ!
~たった一つの施策が組織を変えた話~
こんにちは。外資系企業で広報を27年、その後中小企業診断士として多くの企業の広報支援に携わってきた筆者です。
今日は「ひとり広報」から「チーム広報」への転換で、組織が大きく変わった興味深い事例をお話しします。
広報担当あるある
広報って、多くの場合「ひとり部署」ですよね。
私自身、外資系企業で長年ひとり広報として働いてきました。
企画を立て、予算を確保し、
社内外の関係者を巻き込みながら、
なんとか成果を出す。
そんな毎日でした。
やりがいはありました。
でも、組織全体から見ると
一人でがんばってる感はすごくありました
転機となった出来事
クライアントの
ある製造業での出来事。
熟練の広報担当者が一人で奮闘していました。
管理職への期待がかかる
彼女の次の課題は、チームを作って
組織の課題を解決すること。
ベテラン技術者の持つ技術をどう残すか。
従来型のマニュアル作成に行き詰まっていました。
そこで提案したのが「動画記録」という方法。
ここからが面白い。
「製造現場の様子って、実はSNSでも人気なんですよ」
この何気ない一言から、状況が劇的に変わり始めました。
組織の空気が変わる瞬間
現場から次々とアイデアが。
「この工程も面白いかも」
「取引先の声も入れられそう」
「営業でも使えるんじゃない?」
以前は「現場とのコミュニケーションが難しい」
「部門間の連携がうまくいかない」と悩んでいた担当者。
その表情が、みるみる明るくなっていきました。
なぜ、変われたのか?
キーワードは「やらねばならない」から「やりたい」への転換です。
技能継承という義務的な課題が、
「この技術の素晴らしさを伝えたい」
という前向きな想いに変わった。
その瞬間から、広報は「個人の仕事」から
「みんなでつくるもの」に変化したのです。
最後に
広報って、実は組織を変える大きな可能性を
秘めているのかもしれません。
個人プレーからチームプレーへ。
その転換が、組織に新しい風を吹き込む。
皆さんの会社でも、試してみませんか?
チーム広報という新しいアプローチを。
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