バーンアウト。

あと少しで方が付きそう。

長い長い話し合いの末、ようやく。

一歩ずつ、着実に進んできた。

もう、ゴールは目前かに思える。

それなのに。

あと一歩が、踏み出せない。

踏み出せないのか、踏み出さないのか。

それすら、わからない。

早く蹴りを付けてスッキリしたいと思うのに、心が、体が、ついてこない。

精神科医の先生曰く、バーンアウトの可能性があるらしい。

今までの過度ともいえる心理的負荷から解放されようとするあまりの、反動。

方が付くとは言え、それが自分の望み通りかどうかがわからない、不安。

それらが、これまでの疲労とともに、のしかかっているのかもしれない。

ひとたび、自分でもどうすればよいのか、いや、どうしたいのか、見失いかけている。

最後に決断を下し、その決断に責任を負うのは私自身だ。

そうわかっている。

わかっているからこそ、身軽には動けない。

必要なものは、覚悟か、勇気か。

多分、ちがう。

私が求めているのは、安心だ。

喉から手が出るほど求めているのに、手に入りそうで入らない。

安心を手に入れるためには、行動するしかないというジレンマ。

もうあまり時間は残されていない。

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