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英語原文読書に再挑戦/最終報告
こんにちは。
今日は英語原文読書の「最終報告」です。
2-3年前に途中で諦めたバラク・オバマさんの「A Promised Land」の原文読書。
無事に完聴(Audibleで耳で完読)できました!!当初の計画よりも約1ヶ月長引きました。が、前回のように途中で諦めることはせず、何とか無事に最後まで辿り着けました。
今回完読(完聴)できた理由と予定より少し長引いた理由を振り返り、今後の英語原文読書の教訓と参考にできればと思います。英語原文読書・耳読書に興味のある方の何かの参考にあれば幸いです。
📕英語学習にお薦めの本📕
過去にも何度か英語学習の手引書としてお薦めさせていただいている田中慶子さんのご著書「新しい英語力の教室」。同時通訳者でありエグゼクティブ英語コーチ、大原美術館の理事としてもご活躍されている田中慶子さん。コーチングのアプローチを用いて、学習者自身が自分なりの学習方法や英語術をつくりだすことを応援してくれる本です。学習者が自分に必要だと思う英語力や英語学習方法に向き合い、学習者自身に適した英語力や学習方法を学習者自身が考え、決め、行動に移す。自分の英語学習にownershipを持ち、自分なりの英語術をつくりだすことを、様々な角度から学習者に問いかけ、学習者自身が自分で考え、決め、行動に移す為の手掛かりやヒントをとても細かく説明してくださっています。必要な英語力は学習者一人一人異なるわけで、誰かの英語力や英語学習方法は参考にはなるけれど、それが絶対ではないし、ましてや万能ではないと思います。「新しい英語力の教室」はコーチングのアプローチを用いて、答えは学習者自身が持っているという大前提の元、これを学べば大丈夫!とか、これだけやれば間違いない!というような表現や方法は書かれていません。自分で考え、決め、行動に移すという、自立・自律が前提に思われるかもしれませんが、その自立・自立と同じ位、他者や周りに頼る(やると宣言したり、周りと共に学習する等)ことも英語学習環境を整えることの一つの方法でもあると書かれています。
私はこのご著書を折に触れ読み返しながら、その時々に、自分が目指す英語力と英語学習を、自分で考え、決め、行動に移しています。英語力や学習ステージを問わず、いつでも参考になることが満載の英語学習の手引書だと思います。お薦めの一冊です📗
<<何故、完読できたのか?>>
1、「松竹梅」の学習計画で、ゆるゆる継続。不必要に自分を責めずに読み進められたから。
途中で何度か学習計画を見直しながら、松竹梅の学習計画で、できるだけ毎日、読み進めることを目標にしました。梅は無理なく読書に取り組める位、ハードルをできるだけ低く設定しました。日々、「少しでも」読み進めていること自体に目を向け、できていない面やできない自分を不必要に責めず、読み進めるよう心がけました。連続して読めない日もありました。その際は、読めない日が続いた後に、もう一度読み始めようと思えたその姿勢に目を向け、その後継続できるようるよう自分を応援しました📣
2、(noteでの)宣言効果のお陰
(どなたも気にしていなかったかもしれませんが💦)完読を目指します!とnoteで言語化&宣言しました。途中で諦めました、、、と報告することも可能でしたが、完読できました!と報告できる事を願って、自分のペースで頑張りました。自分の中の小さな「出来たよ貯金」も積み上げられるし、少し予定より時間がかかっても今回は頑張ろうと思えました。
(家庭内でも読書計画リストを作り壁に貼り、読み終わる毎にチェックをしていました。が、こちらは残念ながら家族には特に気にされず、、、応援も特にはなく、、、自分自身のチェック表にはなったので、まぁよし、と考えます。思えば家族に、応援してね!とはお願いしていませんでした。応援や励ましを期待されているとは、家族の誰も思っていなかったと思います。紙を貼るだけでなく、応援や励ましをお願い!と明確に伝える必要があったなと思いました。)
3、Audibleでの耳読書のお陰
特にここ数年感じているのですが、中年・老眼(近視・乱視)には目での読書(特に紙媒体)が、なかなか難しくなってきています。日本語で書かれた本をKindleで読む分にはそれほど問題無いのですが、英語の場合はKindleであっても個人的にはなかなか厳しく感じます。Audibleで耳読しながらKindleで文字を追う、もしくはAudibleで耳読書のみと言う形であれば読める場合もあります。今回は、自分が知っている事は理解、想像しやすかったけれど、自分の知識外の政治・経済・外交に関しては???が多く、大変疲れました。難しい内容になると、知らない単語も多く出てきて、その都度気になり、一語一語意味調べをし、、、と、前に進みづらくなってしまいました。進まないと、継続意欲も落ち、悪循環に。私の場合は耳で聞く分には、わからない単語が出てきてもそこまで気にせず聴き続けられます。8割方(時には6割方)内容を理解していればよしと思っているため、わからない単語が出てきても目での読書程は気になりません。耳で聞く分には前後の文脈で想像する癖・習慣がついているので、大方の意味を想像し、そのまま聞き進められるからです。その単語の意味がわからないとどうしても先に進められない!もしくは、何度も何度も出てくる単語なので確認した方がいいなと感じた時にだけ止まり意味を確認します。今後も本の内容に応じて読書スタイルを工夫しながら、目読書・耳読書を楽しめたらと思います。
4、英語のリスニングを日々継続しているから
短時間でも毎日英語を耳で聞くようにしているしています。筋トレと同じように、英語力(英語筋)は続けないと衰えていく一方です。短時間でも英語のリスニングを日々継続しているので、そこそこの文章量であっても聞き続けられたのかもしれません。
5、(話者の性別、話し方、声のトーンも含め)リスニングのジャンルの幅を、日々少しずつ広げているから
前回挫折した際は、演説調(と、私には思える)のバラク・オバマさんの話し方に耳慣れず、又、内容も難しく聴き続けられませんでした。前回の挫折からのこの2、3年間、色々なジャンルの英語を聞くよう心掛けてきました。ニュース、対談、スピーチ等、出身地域、話者の性別や話し方、声のトーンも含めて様々な英語を耳にしてきたと思います。その練習のお陰で、今回は完聴できたのかもしれません。
6、ご家族との距離感への興味
バラク・オバマさんのパートナーのミシェル・オバマさんのご著書、「Becoming」にも書かれている様々な出来事、特にご家族に関する出来事への眼差しが、バラク・オバマさんからの視点や気持ちでどのように表現されていてるのかをみて、とても興味深く感じました。ご夫婦間の視点や気持ちの重なる点や異なる点などが、折に触れ色々と垣間見れました。米国の大統領という重責を負いながらも、ご家族との時間を常に大切に。最初から最後まで、政治・経済・外交等のお仕事とご家族(夫婦関係や子育て)が切り離されることなく、一方で、健やかな境界線を保ちながら、愛情深く描かれている点がとても興味深く、最後まで読み進めたいと思いました。
<<何故、計画より長引いたのか?>>
1、当初の学習計画に無理があったから
11月の初めから再挑戦しました。その時は、1日あたり30分前後の読書時間で計画を立てました。実際、初めの頃は計画通り順調に進めていました。ところが、自分の知らない、わからない出来事にまつわる政治、経済、外交が多くなるに連れ、計画通り進まなくなっていきました。1日あたりの読書時間の確保自体は無理な計画ではなかった一方で、内容と私の理解キャパを考えると、継続しにくい読書計画だったと思います。
2、内容が予想以上に難しかったから
前回、挫折した箇所で今回も挫折しかねました。なぜなら、私にとっては内容が難しく、理解と想像が追いつかなかったからです。政治、経済、外交に関しては、メディアで大きく取り上げられている出来事はそこそこ追えていると思います。一方で、ご著書に書かれていた時期は、米国で新婚生活を始めた頃、第一子の出産前後と、我が家では色々とあたふたした時期でした。ニュースも目にすることなく過ごすこともありましたし、米国での選挙権を持ってはいない為、そこまで米国内の細かなことを気にしてもいませんでした。背景知識のない、又、そこまで強い興味、関心を持っていないの内容の読書は、私には継続するハードルが高いことを感じました。
<<今後、英語原文読書する際の教訓と参考>>
・目での読書が難しい場合は、無理なくAudibleで耳読書
・背景知識のある内容、もしくは、興味、関心のある内容を選ぶ
・内容を考えて、「松竹梅」で読書時間の計画を立てる
・宣言効果を活用する
・引き続き、リスニングの練習を継続
知識や興味、関心の幅を広げるためには、自分の知らないことに関する読書はとても有効だと思います。一方で、あまりにも難しい内容になると、継続が難しくなるのも事実。私の場合、特に英語原文読書をする際は、そこそこの背景知識、興味、関心のある内容を選ぶことが、読書を「継続しやすい」環境作りになると今回の読書経験から感じました。もし、新たな分野の英語原文読書をする際は、一回、一日あたりの読書時間を短時間にして、ゆっくりと読み進める計画を立てようと思います。又、(時間的に&予算的に)可能であれば、積極的にAudibleでの耳読書を活用しようと思います。
これにて英語原文読書、バラク・オバマさんのご著書「A Promised Land」に再挑戦!の最終報告とさせていただきます。
英語原文読書・耳読書に興味のある方の何かの参考になることがあれば幸いです。
今日も最後までお読みくださりありがとうございました。